膀胱結石を含む尿路結石は、構成するミネラル成分によって様々な種類があります。その中でもストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)とシュウ酸カルシウムがよく知られており、実際に犬や猫の尿石症の9割がこの2種類の尿石のどちらかに分類されると言われています。
膀胱結石が見つかった場合は、まず内科的に結石を溶かす治療を考えます。内科的な治療で結石が溶けなかったり、溶ける可能性が低いと考えられた場合には外科的に結石を摘出することになります。
外科的な治療は、結石のできる状況を改善するものではありません。術後は継続的な内科治療により、尿石症の再発を予防していく必要があります。
結石の除去前と除去後のレントゲン写真です。白く写っている結石がなくなっているのがわかると思います。

除去した結石がこちらです。レントゲンではっきりとわかる3つの大きな石以外にも、細かい結石が多数出てきました!