歯石除去について

ワンちゃんのお口のトラブルで最もよく知られているのが歯石だと思います。

歯石は雑菌の塊で、放っておくと歯肉炎や口内炎の原因となり、さらには歯の根っこが膿んできます。(根尖部膿瘍) ワンちゃんの歯の根っこは鼻の穴や頬に近いので、膿が溜まると鼻や目の下が腫れて、そこから膿が出てくることもあります。

膿が出るのもかわいそうですが、歯石が付いてくると口臭も悪化していきます。
歯石除去で様々な病気の予防をと言われることは多いですが、
実際にはもっとシンプルに口臭の改善や、根尖部膿瘍の予防のためと考えてもらって良いと思います。

歯石除去の麻酔について

当院での歯石除去は麻酔をかけて行います。高齢なワンちゃんだと麻酔がこわいとおっしゃられる方もいらっしゃいます。

確かに麻酔はこわいものですが、歯石除去の処置はほかの手術と比べると軽い麻酔で行います。お腹を開けての手術と違い、すぐに麻酔を中止することもできます。麻酔に対するハードルは少し下げてもらってもよいかもしれません。

キャンペーン期間中(12月)は特別な価格で歯石除去を実施させていただきます。具体的な価格は獣医師法により掲示できませんので、当院までお気軽にお問い合わせ願います。

日常のオーラルケアについて

BESTは歯磨き

歯ブラシはヘッドが小さく毛質の柔らかい小児用がおすすめです。
歯ブラシが困難であれば、ガーゼを指に巻いてこするだけでも意味があります。

【方法】

  1. お口周りを触ったり、唇をめくるなどの行動に慣れさせる。
  2. 湿らせたガーゼなどで歯や歯肉に触れることに慣れさせる。
  3. 歯ブラシをお口の中に入れることに慣れさせる。
    (まず前歯の表面、慣れてきたら奥歯の表面、歯の裏面は最終段階です。)

※焦りは禁物!嫌がるならば無理をせず中断してください。褒めながら、ご褒美をあげながら、徐々にできるようになっていけばよいと思います。
歯ブラシは、幼少からの慣れも大きな要因になります。なかなか困難な場合は以下の選択肢がおすすめです!

タブレット

ラクトフェリンと口腔内善玉菌(Streptococcus salivariusK12)の錠剤を投与することにより、口腔内環境の維持や歯周病の改善ができます。チキン風味で美味しく続けられます!

口腔内善玉菌 Streptococcus salivariusK12は、口腔内の細菌バランスを改善する善玉菌です。歯周病菌を抑制することで口臭を改善し、歯周病を改善することが報告されています。
ラクトフェリン ラクトフェリンは歯周病菌に対して抗菌作用が認められ、また歯垢の本体である「バイオフィルム(歯周病菌の温床)」に対し、その形成を抑制、除去する作用があると報告されています。

【方法】

粒のままごはんに混ぜる。つぶして粉にして舐めさせる、歯肉にぬる、ごはんにふりかける、お水にまぜる

口腔内洗浄ジェル←院長のおすすめ!!

お口に左右数滴ずつジェルを垂らすだけで、お口の中で成分が広がり効いてくれます!
ビタミンCやタウリンなどの成分を含み、歯肉の引き締めや健康管理・口臭改善の効果があります。特に口臭改善については当院の飼い主様達からも高い評価をいただいており、リピーターも多いです!!

【方法】

  1. ペットの上の奥歯が見える程度に少し唇を持ち上げ、(口を開ける必要はありません)頭を少し横に傾けると滴下しやすくなります。
  2. 左右の上の奥歯の側面に2~3滴ずつ滴下する。もしくは、歯肉をマッサージするように指で直接塗る。